それが恋愛というものなのだとしたら。
何人かで外ランチしたり飲みに行くくらいには仲のいい数名のうちの、ひと組がつき合い始めた。
2か月前に離婚した男(46)と、2人目の夫と高校生の息子のいる女(48)、そう、不倫です。
女のほうから涙ながらに告白したとか、廊下でキスしてるとか、執務室内で異性と(って笑)仕事の話してたらすぐLINEくるとか、やきもち妬きまくりとか、私や絢子さんに「いろいろあって今洋子さん(仮名)とつき合ってます」って報告してくるとか、胸の悪い話ばかり。
…ばかなのかな?
ってものすごくまじめに考えてしまった。
既婚のほうが告白してるし、会社でいちゃつくのも妬くのも報告してくるのも、オープン過ぎる。憚れよと。
同じ部署の人に言わせると、大きな会議のときとかいちゃついてるらしい。
バレないとでも?
男のほうとは元々1対1では話すほうでもなかったから完全に接点なくしたし、女のほうは憧れのおねえさんだったのに、がっかり。
この人とは仕事絡むからまだ話すけど、もう見る目変わった。
私自身には子はいないけど、甥っ子や友達の子どもたちに恥ずかしくない、いや、どころか彼らに「Rちゃんって大人なのに自由!楽しそうに生きてる!私も好きに生きる!」って思ってほしいから、そんなことできないししたくないし、しない。
それとも私が潔癖なのかな。
実際弊社は不倫も、不倫まではいかない単発のやつとか割とあるらしいし。
我を忘れるからこそ恋愛なのかな。
でもやっぱり、きもちわるいなぁ。