元オアシスさんこと「元オ」について
この間、元オの後輩ちゃん(23歳天真爛漫子犬系女子)ときゃっきゃして話していて、「〇〇な男の人っていやよね笑」みたいな話をしていたら、後輩ちゃんが悪い笑顔で「元オせんぱい、やりますよ」とにやっとして、LINEの会話の画面を見せてくれた。
具体的には、スタンプとかで「チラッ」とか「お~い」みたいなやつをぽんって送ってくる人のことなんだけど。
自然なきっかけと思ってるのならとんでもなく痛い男よねって思うし、不自然だし、女々しいし、ださいし。
恋人ならいいのかもしれないけど、つき合ってない男にされたらドン引き、っていう。
ちなみに最悪なのは、返せていないうちに追いLINEするのはありだけど、その追いLINEの文面が「無視か~い笑」みたいなやつね。余談だけど。
それで思ったのだけど、「好き」→「かなしい・つらい」→「逆恨み」→「きらい」を経て、いつの間にかついに「無」になってた。いつの間にか。
今はつくづくと不思議な気持ち。なんであの男をあんなに好きだと思って、欲しいと思って、焦れて、執着してたんだろう。
まったく価値を感じない。無だけど、何なら無なりに、うっすらときもちわるい。
彼女(今はつま)がいるのに好意を持たれる種を蒔いて、思わせぶりなことを、自分のコアが少しも揺らがずに吐いて、ファンでい続けさせるみたいなことを全方位にするのも嫌だし、
(積極的な浮気も嫌だけどまだそれならいみはわかるけど)ローテンションのとりとめのない会話を他の女とずーっとやってるのも嫌だし、
酔っぱらったら近くにいる人と恋人然と振る舞うのがわかっているなら飲みに行かれるのも嫌だけどそれも無理だし。
「いい男」じゃないなあって思う。
でもこの気持ちの変遷を見つめてみたり、遠くにおいて眺めてみたり、触れてみたり嗅いでみたりすることって今までなかった。きっと元オとの物理的距離が従前と変わらないからこそ、変遷の手触りを今回初めて知ったのかも。
普段なら、そんなことをするより早く忘れてしまう。
でも、出会ったときも、向こうが積極的だったときも、親しかったときも、私のほうが追っていたときも、フェイドアウトされてつらかったときも、彼女ができていたのを知ったときも、元オが結婚したときも、いつでも物理的距離は同じだった。
つらかったけど、だからこそつくづくと手に取って検めるようなことができたのかもしれない。