R.

自意識過剰ですが何か。

それをモテキとは呼ばれまい。

八方美人と言われて不本意だ。
私は人当たりがいいだけ、感じがいいだけ。


そしてモテたことも彼氏ができたことも本気で恋をしたこともなく、さらに自分を長い間不器量だと認識して生きてきたので、あたまのおかしい人や性犯罪者やその予備軍以外の、所謂「ふつうの」男の人への警戒があまりない。
まさか自分がそんなふうに【対象】に見られるはずがないと思っている。これは、今でも割と。
おさないなあ、ガキだなあと思う。世間一般には立派におとなだし、おばちゃんなのに。

 

その挙句が今だ。自分のことを八方美人だなんて思いもよらず、気を持たせているなんて自覚も狙いもなく、なのに私を見ている人が複数名いる。なんてことだ。

でも語りようによってはモテ自慢(しかも遅咲きだもんで浮かれてるんじゃねーのこいつ、とかBBA痛すぎ、とか)にもJJ(えーあたしぃーそんなつもりなかったんだけど~、ってか?)にも聞こえるから、人には言えない。
気づかなかった~やらかした~。
でも呼吸するように愛想がいいので、つい忘れてしまいがち。

 

勿論、媚びているつもりはないし、思ってもいないことは言わない。
ただ普通の人のスマイルが0円なら私はスマイルにお金つけてあげちゃうクラスだし、挨拶と全く変わらない重さと量だ。
挨拶と同じだから私は一滴だって失わない。挨拶だから。(しつこい)

そんで今。
私のことを好きな人も、まだそこまでいってないけど気に入ってる人も、煩わしい。いらない。あああああめんどくさい、と思ってしまう。

 

今思えば、きれいな子はきちんと余計な気を持たせないようにしていた。
勿論うつくしさを悪用したり、悪用までは行かなくても自由に出し入れして利用している子もいたけど。
どちらのタイプにも言えるのは、一定の注意を払って、且つ殆どコントロールできているということだ。
私は履修してこなかったやつ。
というか、履修する必要など、私にはないと思っていた。

 

私は医学的生物学的、そして肉体的には女だけど、社会的、文化的には女じゃなかった。もうずっと長い間。*1
そのツケのようなものが、今めぐりめぐってきているのかもしれない。

 

*1:セックスとジェンダーの話になってしまうのかしら。