R.

自意識過剰ですが何か。

アイデンティティはリップです。

すべてのかばんにリップが入っている。
私は普通の不器量です。
どう普通の不器量かというと、壊滅的な造作ではないけどうつくしくはなく中肉中背というには少しふとっている。そのくらい。通りすがりの人や限定的なつき合い方とわかっている人に対しては物怖じもしないし愛想がいいので、いい人と言われがちだし、まあときどき、たま~に、ごく稀には需要もある(あ、異性愛者ですたぶん)。
すっぴんはまちがいなくブスだし、化粧してても髪をひとつにくくってカジュアルな格好していれば見向きもされないけど髪を下ろしてブーツとかファーとか身に着けてたら田舎でキャッチされる。そのレベル。
異性と話すときに特別卑屈にはならないけど、間違っても気を持たせてうふふなんて真似しないしできないし、異性は私を警戒しない。そんな程度。

数少ないチャームポイントは肌がきれいで白いことと(まあ珍しいもんでもないけど)口唇の形がきれいで赤いこと。というわけで冒頭に戻る。
リップがないとブラするの忘れたくらいの落ち着かなさで、どっかで間に合わせに買う。それが、増えていく。貧眼(貧乳からの派生語)だし、この歳にもなれば目もと盛り盛りも嫌なので、自然と何かしようと思うと、リップを買ったり変えたくなるわけです。
先日妹にめちゃくちゃ推されたBURTS BEESは確かに色可愛いんだけど、合わなかった。Alimapureも合わなかったし、オーガニックだから合うとは限らないよね。
それなのに性懲りもなく今日買ったのは、liplavaってやつ。ちょこっとだけ(モノによってはがっつり)蛍光ぽさというか、ネオンぽさがあって可愛い。さてさてしばらく様子を見てみよう。ちなみにいつも帰ってくる安定のリップはNIVEAの色つきのやつ。ボルドーか赤。